少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは各校の校長らトップにインタビュー。今回はぎふ国際高校(岐阜市)の後藤辰也校長(62)にうかがいました。通信制高校ですが制服があり、校則があり、生徒は週2日以上登校。大学や専門学校への進学率は7割を超えます。生徒の8割が中学時代に不登校経験がある同校が大事にしていることとはなんでしょう。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

ぎふ国際高校=岐阜市橋本町
 ぎふ国際高校 岐阜市橋本町にある私立通信制単位制普通科高校。2008年開校。全校生徒は559人。

 ―ぎふ国際高校の特徴は。

 全国が対象の広域通信制とは異なり、本校は狭域通信制高校で、岐阜県と愛知県の生徒だけを対象にしている。加えて、通信制だが通学型だ。本校には制服、校則があり、クラス担任制だ。体育祭以外の学校行事もほとんどある。学校に来て帰るまでは全日制の高校と変わらない学校生活を送れる。

 ―どんな生徒が多いのか。

 全校生徒は559人いるが、アンケートを取ると8割ぐらいが中学校時代に不登校を経験している。対人関係に不安がある、という生徒も6割ぐらいいる。本校の生徒の多くは入学前に「本当に通えるか」「勉強についていけるか」「友だちができるか」などいろんな悩みや心配事を抱えている。ただ不登校経験があるといっても力のある生徒はいて、勉強面で頑張って国公立大学へ進学したケースもある。

 ―進学に力を入れている。

 大学、専門学校を含めた進学率は77.7%(26年3月)。指定校推薦などで四年制大学には50人が進学した。岐阜県内の通信制高校としてはトップクラスの進学率だと思う。就職は29人だった。

 学校法人電波学園が運営する、本校の姉妹校である専門学校へ進学すると、検定料や入学金が免除になる。専門学校は工業、ビジネス、デザイン、医療など6校あり、今春は姉妹校に本校から69人が進学した。

 ごとう・たつや 名古屋市港区出身、教科は保健体育。ぎふ国際高校の母体・電波学園の専門学校高等課程で教師を務めてきた。2025年11月に校長就任。

 ―全日制との違いは。

 本校が全日制と違うのは通学は週2日からでいい、しかも半日ずつという点だ。...