記念試合の開催を伝えるポスター（岐阜高ホームページから）
国内の高校野球部で最も古いといわれる岐阜高（岐阜市）と青山学院高等部（東京都）が２１日、岐阜市長良福光の長良川球場で記念試合を行う。今年に学校の創立１５０周年を迎えた岐阜高は県内トップクラスの進学校ながら、昨秋と今春の県大会で４位と快進撃を続ける。伝統校同士の対決にＯＢら野球ファンの期待が高まっている。
【2024高校野球岐阜大会】特集ページはこちら！岐阜高は１８７３（明治６）年の創立で、野球部は８４年に発足した。野球がベースボールと呼ばれていた時代で、当時の教師が生徒に指導していたという記録が残っている。
甲子園には春夏通算で６度出場し、１９４９（昭和２４）年夏には準優勝を果たした。プロ野球・巨人の「Ｖ９」を正捕手として支え、監督を務めた西武では６度の日本一に導いた森祇晶さんや、元日本代表監督で同部ＯＢ会長の後藤寿彦さんらを輩出している。
部員は前任校で初の甲子園出場をけん引した北川英治監督の指導を受け、実力を伸ばしている。昨秋と今春の県大会では準決勝と３位決定戦で１点差の接戦を繰り広げ、全国が視野に入るチームとなった。１９７８年春以来の甲子園を目指し、夏の県大会に臨む。
青山学院高等部野球部は前身の学校で１８８３年に発足したとしている。
北川監督は記念試合について「これぞ高校野球という試合を見せたい」と意気込む。
記念試合は２１日午前１０時にプレーボール。始球式ではいずれも岐阜高ＯＢでマウンドに柴橋正直岐阜市長、打席に古田肇知事が立つ。捕手は後藤さんが務める。無料で観戦できる。
