キッチンカーで作ったカレーライスを受け取る村瀬幸雄会頭(手前右)=岐阜市神田町、岐阜商工会議所
無料で貸し出すキッチンカーの前であいさつする村瀬幸雄会頭=岐阜市神田町、岐阜商工会議所

 コロナ禍で苦しむ飲食、物販事業者への支援を充実しようと、岐阜商工会議所は1月から、キッチンカーの無料貸し出しサービス「あおぞらdelica(デリカ)事業」を始める。キッチンカーの貸し出しサービスは、東海地方の商工会議所で初めてといい、事業者の売り上げ拡大や地域のにぎわい創出を後押しする。22日に会議所でキッチンカーがお披露目され、村瀬幸雄会頭らが車両をPRした。

 1・5トントラックを総額460万円で購入し、荷台を改造した。こんろ2口、グリル台、ガス炊飯器、冷蔵・冷凍庫、水道設備を備え、外観は長良川をイメージして水色の塗装を施した。

 

 会員事業者向けのサービスで、貸出期間は2週間、ガソリンやガス代などは事業者が負担する。来年6月までは飲食事業者に貸し出し、岐阜市役所で出店してもらう。7月以降は雑貨など物販事業者にも貸し出し、移動販売車としての活用も見込む。創業前のテストマーケティングとしての利用も視野に入れている。

 新型コロナウイルスの感染拡大が2年ほど続き、会員事業者からキッチンカーを使った商品販売に関する相談が複数寄せられ、事業化を決めた。最初の利用者は岐阜グランドホテルに決まった。

 村瀬会頭は「事業者からの声によって実現した事業。(車両を)街の風景の一つにしてもらいたい」と述べた。同ホテルの葛西信三社長は「コロナ禍でホテルのビジネスモデルが大きく変わった。車両を使って新しい価値の提供に挑戦したい」と語った。