木曽川水系北派川で発見され、駆除されたコクチバス(岐阜県提供)

 岐阜県は5日、羽島郡笠松町米野の木曽川水系北派川で、肉食性の特定外来生物「コクチバス」1匹の生息を確認したと発表した。木曽川の下流域でコクチバスが見つかったのは初めてで、県は今後、生息状況を詳しく調べる。

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 県によると、見つかったのは全長14・1センチ、体重33・87グラムの稚魚。北派川が木曽川に合流する地点から1キロ近く離れた笠松町と各務原市境で、魚類調査をしていた県水産研究所職員が4日に発見して駆除した。

 北派川は、平時に木曽川の水は流れておらず、各務原市内の新境川の水が流れている。県は今後、北派川と木曽川を調査して、コクチバスが他にも見つかった場合は県漁業協同組合連合会と連携して駆除を進める方針。

 県の担当者は「コクチバスが木曽川から上がってきたのか、北派川に以前からいたのかは調査してみないと分からない」とし、現時点で木曽川水系にコクチバスの生息が広がっているかどうかは不明とした。

 コクチバスは、木曽川水系では下呂市の岩屋ダムに定着しており、昨年、馬瀬川に流れ出たのが確認されている。また、今年5月以降には美濃市や郡上市の長良川流域で相次いで見つかっており、県などは、駆除作業の対象範囲を長良川全域に広げている。