岐阜県高山市松倉町の家具メーカー、キタニジャパンが創立30周年にちなみ「フィン・ユール展~甦(よみがえ)る北欧家具1950年代~」を同社で開いている。フィン・ユール(1912~89年)は、飛騨家具業界にも影響を与えた北欧家具を代表するデザイナー。家具の彫刻家と言われた優れたデザイン性や造形美に来場者が見入っている。入場無料、9月19日まで。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」もともとデンマークの建築家で、独学で家具デザインを学び、独自のデザインを構築。自然の中にある流線形を取り入れた高い芸術性が世界中から評価されている。同社は世界で唯一、製造販売ライセンスを有している「№53チェア」を製造。波状に縮んだような木目が貴重なトチやヤマザクラなど、飛騨の素材も生かし、手作りの高い技術で世に送り出している。ライセンスはデンマークの財団が全て掌握する方針といい、10月で終了するが、多くの人に素晴らしさを知ってもらおうと、同展を企画した。
展示は同社が製造のため集めた家具28点、食器など流線形デザインの小物8点、貴重な設計図原画10点に加え、図書、ビデオ資料なども展示している。家具の常識を超えたといわれる美しいデザインの数々は、時がたつのを忘れさせる。
同社の東庄豪社長(62)は「木工に携わる人の参考にしてもらうとともに一般の人に素晴らしさを体感してもらいたい」と話す。入場は午前10時から午後6時まで。また有料の予約制ながら、再現したフィン・ユールの自宅も見学できる。問い合わせは同社、電話0577(32)3546。













