舞踊を公演する劇団舞姫=岐阜市日ノ出町、ぎふ葵劇場

 岐阜市の繁華街、柳ケ瀬地区で県内唯一の大衆演劇場として多くのファンを集め、昨年12月に閉館した「ぎふ葵劇場」が8月1日、同じ柳ケ瀬地区の同市日ノ出町のシネックスビル7階に移転オープンする。開館を前に25日、常連客らへのレセプション公演が行われ、役者らは「柳ケ瀬をにぎやかにしたい」と決意を新たにした。

 満席近くの約130人が来場。劇場オーナーの俳優葵好太郎さん(42)が座長を務める「劇団舞姫」が、江戸時代の人情物語「吉良の仁吉」を熱演し、華やかな芝居を繰り広げた。舞踊ショーでは、観客が目当ての役者にお花(ご祝儀)をつける場面が目立った。公演後は役者がビル1階で観客を見送った。

 芝居と舞踊の合間に葵座長があいさつし、「この劇場に多く人が来場すれば柳ケ瀬がにぎやかになる。それが皆さんへの恩返し。一日でも長く続けられるよう頑張る」と決意を語った。

 葵劇場は2007年、同市柳ケ瀬通に前身の「豊富(とよとみ)座」としてオープン。11年に同市徹明通のビル8階に劇場を移したが、このビルの1~3階に入るドン・キホーテ柳ケ瀬店が昨年10月に撤退したのに伴って閉館した。新葵劇場は映画の上映会場を改装して造った。

 今後は27日の内覧会などを経て8月1日にオープンし、休演日を除く毎日、昼の部と夜の部の1日2回公演する。8月は劇団舞姫、9~12月は月ごとに別の劇団、来年1月に再び劇団舞姫が公演する予定。