連日、熱戦が展開されている東京五輪。サッカーで、全国に46人しかいない女子国内最高峰の女子1級審判員として、世界の舞台を夢見る若者がいる。岐阜大学大学院1年の曽根未宇さん(24)。「いずれは岐阜から国際審判員としてワールドカップや五輪を目指したい」と話す。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」少年団のコーチを務めていた父や兄の影響で、小学1年からサッカーを始めた。岐阜市で育ち、加納中学校、加納高校では女子のクラブチームでプレーしつつ、男子の部活動にも所属した。
中学3年の時にクラブチームの監督に勧められて4級の資格を取った。本格的に審判の道を志すきっかけは高校時代。「自分たちの試合を自分たちで裁き、運営するのがすごいと思った」。加納高校は部員が3級の資格を取得して県リーグの試合で笛を吹いていたといい、1年時に先輩の姿に憧れた。女子は公式戦に出場できず「チームに貢献したい」との思いもあった。
3年時に、東海など地域協会主催の試合を担う2級に合格。岐阜大2年の2019年に女子1級審判員になり、なでしこリーグや皇后杯、全日本大学女子選手権などの舞台に立ってきた。「観客席では味わえない熱を味わえる。同じ一つの事象にいろんな意見が出たり、白黒はっきりしないところも面白い」
普段は大学院で運動生理学を学びながら、J3FC岐阜のホームゲームでは試合の動画撮影のアルバイトをしている。審判の経験が生き、関係者からは「展開が読めるからうまい」と好評だ。日本初のサッカー女子プロリーグとなるWEリーグが9月に開幕する。「WEリーグで経験を積み重ねていくことで、世界への挑戦もできる」とさらなる精進を誓う。










