岐阜県重要無形文化財保持者(三彩)で元美濃陶芸協会長の七代加藤幸兵衛さん(78)=岐阜県多治見市=の個展「シルクロードの陶華」が3日、多治見市のガレリア織部で始まった。ラスター彩の新機軸として幾何学模様などをあしらった「綺羅文(きらもん)」のつぼ、十文字や星をかたどったアラベスクタイルにドラゴンや鳳凰(ほうおう)を描いた華やかな陶壁など、近作を中心に約100点を並べている。15日まで。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」同市内での個展は5年ぶり。ラスター彩は金属のような瑠璃色の輝きが特徴で、姫や竜などを描いてきたが、綺羅文は現代的にアレンジ、抽象的なデザインに挑んだ。らせんや渦巻きの造形を彩った作品もある。他に、陶壁や陶額を多く出品。シルクロードの焼き物文化を代表する、建物を装飾する壁タイルを意識した作品で、ペルシャンブルーなど鮮やかな色が目を引く。
流れる釉(ゆう)薬で滝の落水を表現した「瀑(ばく)」シリーズの花器、三彩とむらさき銹(しゅう)彩の調和が美しいつぼも並べた。加藤さんは「日本ではなじみの薄い、低い温度で焼く釉薬の面白さ、シルクロードのデザインの組み合わせを見てもらえたら」と話した。

















