岐阜県警は19日までに、交流サイト(SNS)上だけでやりとりして金品を詐取する「SNS利用投資詐欺」と「国際ロマンス詐欺」について、県内の被害状況を初めて発表した。昨年1年間の認知件数は150件、被害額は約17億407万円で、件数は特殊詐欺のほぼ半数ながら、被害額は約3倍に上っている深刻な状況が明らかになった。
SNSで投資を勧めるSNS利用投資詐欺は、123件、約13億8783万円の被害を確認した。「投資研究グループ」などのトークグループに勧誘され、有名投資家を名乗る相手に投資を勧められた事例や、マッチングアプリで知り合った相手から暗号資産への投資を勧められたケースがあった。被害者は20~70代の男性72人、女性51人で、年代別では40代と50代で半数を超えた。1件当たりの最大被害額は2億900万円だった。...








