強い風雨の中、傘を傾けて横断歩道を渡る人たち=13日午後4時、岐阜市神田町、名鉄岐阜駅前

 本州付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、13日も岐阜県内各地で大雨となった。引き続き15日にかけて雷を伴った激しい雨が降る見込み。岐阜地方気象台は17日ごろまで警報級の大雨が続くおそれがあるとして、土砂災害や河川の増水などへの警戒を呼び掛けている。

 気象台によると、14日に予想される1時間雨量はいずれも多い所で美濃、飛騨地方ともに50ミリ、同日午後6時までの24時間雨量は両地方とも多い所で250ミリ、15日午後6時までの24時間雨量は同じく200~300ミリを見込んでいる。

 大雨で道路や鉄道などに影響も。中日本高速道路は14日、東海北陸自動車道や東海環状自動車道などの一部区間で通行止めをする可能性がある。伊吹山ドライブウェイは15日まで通行止めにすることを決定した。13日の長良川、小瀬鵜飼は中止となった。

 JR東海も14日の運転計画を発表。県内を走る特急では「しらさぎ」「ワイドビューしなの」「ワイドビューひだ」の上下線全てを全区間運休する予定。特急以外では、中央線が瑞浪-塩尻間の上下線で終日運転を見合わせ、名古屋-瑞浪間でも一部列車を運休する方針。高山線が美濃太田-猪谷間の上下線で終日運転を見合わせる。

 県は13日に災害対策本部員会議を開催。平木省副知事は、昨年の7月豪雨や静岡県熱海市での土石流災害では、避難の遅れが課題となったことを踏まえ、「ハザードマップを改めて確認し、最新の避難や気象の情報に留意するよう住民に呼び掛けていただきたい」と市町村に求めた。避難所運営では、新型コロナウイルスの第5波の渦中であることから、パーティションの設置など対策を呼び掛けた。