国道41号の護岸などが流出した現場で始まった応急復旧工事=16日午後5時38分、下呂市萩原町花池
飛騨川の増水により護岸が流出、通行止めとなっている国道41号=16日午後、下呂市萩原町花池

 停滞前線による大雨の影響で、岐阜県下呂市萩原町花池では増水した飛騨川沿いの国道41号の護岸や歩道が流出し、通行止めが続いている。道路の損傷は約100メートルに及び、片側車線も一部が崩落。国土交通省高山国道事務所は16日、応急復旧工事に着手した。

 現場は飛騨川沿いの信号機のある丁字路の交差点付近。14日午後に川沿いの護岸が大雨による増水で流出、同事務所が通行止めにした。歩道や川沿いの木、バス停の待合室などがあった部分が流された。その後損傷は拡大し、片側車線の一部も崩落した。同町上呂では、飛騨川の水位は14日正午前に氾濫危険水位の5・4メートルを超え、同日夜には6メートルを上回っていた。

 国道41号は昨年の7月豪雨で同市小坂町門坂で飛騨川の増水により約500メートルが崩落。先月に全面復旧したばかり。この区間でも、新たな護岸を作った部分と隣り合う河川復旧工事の予定箇所で、モルタルを吹き付けてあった部分や工事道の一部が流失した。道路の通行に影響は出ていない。

 今後も大雨が予想され、川の水位によっては被害が拡大する恐れもある。同事務所は、工事に必要な重機の手配などを進め、早期の復旧を目指す方針。通行止め区間は、飛騨川対岸を通る国道257号などで迂回(うかい)できる。