出入り口を1カ所に集約し、来店客の入場整理を行う岐阜高島屋=27日午前10時46分、岐阜市日ノ出町

 新型コロナウイルスの感染拡大で、27日から県内も緊急事態宣言の対象地域に追加された。県内の百貨店などでは同日、県の要請に基づいて来店客の入場整理を行う光景が見られた。

 県は大型店舗や劇場、遊技場といった大規模施設について時短営業のほか、混雑しないよう「入場整理の徹底」を要請。直近の「まん延防止等重点措置」から加わった要請で、今回の緊急事態宣言下でも引き続き要請している。

 岐阜市・柳ケ瀬の岐阜高島屋では25日から会員向け優待会を開催しており、普段より多くの来店が見込まれることから、会期に合わせて先行して入場整理を実施。出入り口を1カ所に集約し、入退店者数を店員がカウント。店内の客数が基準を超えた場合に入場制限を行うとし、店舗の張り紙やホームページなどで告知している。

 同店によると、これまで催事会場や食料品売り場に限って入場整理を行ったことはあったが、店舗全体では初めて。優待会は29日までだが、要請に基づく混雑時の入場整理は続けていくといい、担当者は「今後も多くの来店が見込まれる時は、同様の対応を行っていければ」としている。

 岐阜市の実家に滞在している滋賀県の女性(67)は土産物を求めて来店。「完全に閉店するより、制限が厳しくても店が開いている方がありがたい」と話した。夫婦で買い物に訪れた同市の男性(64)は「不便だけど、厳しく制限してもらった方が逆に安心して買い物ができる」と語った。

 このほか、マーサ21やイオンモール各務原・大垣などでは店内の混雑状況をホームページで発信し、混み合う時は入場制限を行うと告知。モレラ岐阜でも来店客数を数え、基準を超えた場合は入場制限を行うとしている。