「時好」付録の絵はがき=いずれも岐阜市宇佐、県美術館
磐梯山噴火を描いた「磐梯山破裂之図」。新聞に掲載された木版画を元に描いた油彩画
「明治二十七八年戦地記録図」。手前左から2人目は芳翠自身を描いたとされる
山本芳翠

◆日清・日露戦争記録、噴火報道にも貢献

 恵那市明智町出身の山本芳翠(ほうすい)(1850~1906年)は、日本洋画の先駆者であるとともに、従軍画家、ルポルタージュ画家、ジャーナリスト、広告デザイナーなどといったマルチな才能を発揮していた。県美術館(岐阜市宇佐)で開催中の「PARALLEL MODE:山本芳翠」では、展覧会サブタイトル「多彩なるヴィジュアル・イメージ」が示すように、さまざまな魅力を堪能できる。同館学芸員の廣江泰孝さんは「洋画家という枠に収まりきらない芳翠の人間力に驚かされる」と話す。...