東京証券取引所

 22日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が方向感に欠ける展開となった。米国の金融政策の先行き不透明感や、前日の米国株安が投資家心理を冷やした。ただ、前日に下落した自動車株や商社株を買い戻す動きも出た。

 午前終値は前日終値比24円21銭安の3万4255円71銭。東証株価指数(TOPIX)は1・33ポイント高の2530・26。

 トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長への批判を強めたため金融市場の混乱が警戒され、取引開始直後は売り注文が優勢になった。前日の米国市場で主要株価指数がそろって下落したことも重しだった。