岐阜新聞デジタルが、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授の秋元祥治さん(岐阜市出身)とお届けするトーク番組「やっぱ岐阜やて!」。関市が製作費に補助金2千万円を交付したご当地映画がニュースになっています。
「自治体が動画や映画に補助金出すことは、そもそも本当に意味あるんだっけかな」と秋元さん。動画の中身が問題になって炎上するケースもあります。秋元さんは発注する自治体に足りない視点があるといいます。それはマーケティングの考え方。ターゲットはどういう人たちか、効果はどうだったのか数値で測定し、それを検証するサイクルが必要だと言います。PDCAっていう仕組みですよね。
映像や動画は確かに力があります。だからこそプロセスや結果に注意が必要ということでしょうか。岐阜のおじさんたちが一生懸命考えます。頼むで聞いたって!
あきもと・しょうじ 1979年生まれ、岐阜市出身。早稲田大学政治経済学部中退。2001年にNPO法人G―net(岐阜市)を設立、地域活性化、中小企業支援に取り組む。2013年に「岡崎ビジネスサポートセンター」(オカビズ)センター長就任(現・チーフコーディネーター)、中小企業支援、売り上げアップをサポートしている。著作に「20代に伝えたい50のこと」(ダイヤモンド社)ほか。
カバリーニョ馬田 1975年生まれ、岐阜市出身。99年に岐阜新聞社入社。デジタル統括局コンテンツ部長。「カバリーニョ」はポルトガル語で「子馬ちゃん」の意味。
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◆動画や映画制作に補助金
カバリーニョ(以下カバ) 読者の皆さまこんにちは、そうじゃない皆さまもこんにちは。岐阜新聞デジタルがお届けする「やっぱ岐阜やて!」 すっかりあったかくなってきましたが、今回も武蔵野大学の秋元先生とお届けします。よろしくお願いします。
秋元 はい、よろしくお願いします。
カバ 岐阜の話題といったら、関市の映画。すごい話題になっている映画ですけれども。
秋元 はい、名もなき池、通称「モネの池」ですね。関市が補助金、助成を出して映画を作ってもらうということで、ルールとしてどうなんだ、と全国ニュースでも取り上げられるような大きな話題になっていますよね。
カバ それだけでPR効果出ているんじゃないかというぐらい。...