住宅から女性用下着を盗んだとして、窃盗と住居侵入の罪に問われた元静岡県警巡査長で被告の男(30)は1日、静岡地裁(益子元暢裁判官)の初公判で「間違いない」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、被告は交番勤務していた際、侵入する住宅に女性が居住していることを知ったと指摘し「女性用の下着を盗み帰って自己の性欲を満たそうとした」と述べた。

 弁護側は争わないとした。父親は証人尋問で被告の最近の様子について「悔やみ、反省している」と話した。

 起訴状などによると、被告は2022年、同県御殿場市の住宅2軒の敷地内に侵入し、女性用下着計8点を盗んだなどとしている。