岐阜県飛騨市
5月13日より見学者募集開始


画像提供:東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設

岐阜県飛騨市神岡町の地下600メートルに素粒子物理学と宇宙の謎に挑む世界最先端の観測装置「ハイパーカミオカンデ」を建設中です。この度、ハイパーカミオカンデ建設のための直径69メートル、高さ94メートルの超巨大地下空洞の掘削がまもなく完了する予定です。今後、水槽の建設が進むとこの巨大空洞は二度と人の目に触れることはありません。
ついては、空洞掘削完了を記念して一般に公開することとなり、東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設のホームページで見学会の募集を開始しました。

ハイパーカミオカンデとは?
ハイパーカミオカンデ計画は、東京大学と高エネルギー加速器研究機構を中核機関とする国際共同研究プロジェクトです。
現行のスーパーカミオカンデを凌駕する巨大水タンクと超高感度光センサーからなる超大型地下ニュートリノ観測装置とJ-PARC加速器ニュートリノビームの高度化により、ニュートリノのCP対称性の破れ(ニュートリノ・反ニュートリノの性質の違い)の発見や超新星爆発ニュートリノの観測、陽子崩壊の発見などを通して、宇宙の進化史や素粒子の統一理論の解明を目指します。

画像提供:東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設


空洞見学会の概要
【開催日】 
2025年6月29日(日)
【定 員】
全国枠300名、飛騨市枠300名(応募多数の場合は抽選となります)
【参加費】
 無料
【対 象】
6歳以上(未成年の方は保護者同伴でお願いします。6歳未満の方はご家族同伴でも参加できません)の方で1グループ5名様までお申し込み可能です。グループの代表者は18歳以上の方でお願いします。
飛騨市枠は、代表者が飛騨市に在住の場合のみ応募可能です。
【集合解散場所】 
神岡町公民館(岐阜県飛騨市神岡町東町378)
【見学コース】
受付 > ハイパーカミオカンデ紹介ビデオを視聴 > シャトルバスにて地下空洞へ移動(約30分)> 空洞見学・説明(約1時間)> シャトルバスにて神岡町公民館へ戻る
【シャトルバススケジュール】
申込時にご希望の便をお選びいただきます。1便あたりの定員は50名です。

便毎の集合・解散時間

【申込方法】
記載の申込みフォームよりお申し込みください。応募者多数の場合には抽選となります。
https://logoform.jp/form/zBph/956153



申し込みフォームへの二次元コード

【申込締め切り】
2025年6月1日(日)23:59
詳細は、東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設ホームページをご覧ください。
https://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/news/detail/1705/

講演会の開催
今回の一般公開を記念して以下の講演会を開催します。

【日時】
2025年6月28日(土)18:00-19:30
【会場】
神岡町公民館(岐阜県飛騨市神岡町東町378)
【講師】
田中 秀和 東京大学宇宙線研究所助教
【タイトル】
ハイパーカミオカンデと大規模地下空洞掘削工事
【参加費】
無料。申込は必要ありません。
当日会場へお越しください。
【司会】
秋本祐希さん(ひっぐすたん・サイエンスイラストレーター)



  講師の田中秀和 東京大学宇宙線研究所助教






ハイパーカミオカンデ地下空洞掘削完了記念見学会の詳細(チラシ)


問い合わせ
飛騨市神岡振興事務所地域振興課地域振興係 Tel:0578-82-2253
ひだ宇宙科学館カミオカラボ Tel: 0578-86-9222(水曜日を除く9:00-16:00)
東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設 Email: kouhou@km.icrr.u-tokyo.ac.jp

【主催】東京大学
【共催】飛騨市、NPO法人宇宙まるごと創生塾飛騨アカデミー

岐阜県飛騨市
飛騨市は、人口約21,500人の小さな市で、周囲を北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約93%を森林が占めるなど豊かな自然に恵まれた地域です。また、豊富な自然資源のほか、ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓、ノーベル物理学賞の受賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」を始めとする宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデル地となった田舎町の風景など、多彩で個性豊かな地域資源の宝庫です。
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