日本一の強打の神髄を伝授―。日大三(東京)で2度夏の甲子園を制した前U―18日本代表監督の小倉全由さん(68)が22日から24日まで3日間、今村陽一新監督率いる中京高を訪れ、指導した。新生中京はプロ注目右腕鈴木悠悟を擁しているだけに打撃力が最大の課題。わずか3日間ながら〝強打〟を代名詞に母校を全国屈指の強豪に育て上げた名将の指導で、選手らは目覚ましく打力が成長。大きな武器を手にして、名門復活に挑む。(岐阜新聞デジタル独自記事です)
◆「軸をしっかり固め、十分に引き付け強く振り切る」が小倉流強打の秘訣
今村監督は、10月末に中京監督に就任以降、中京大中京で長年にわたって副部長、部長を務めた人脈を生かして、投手、走塁など、それぞれのスペシャリストを臨時コーチに招いている。小倉さんとは中京大中京が日大三と定期戦を行うなど親交が深く、「ぜひ最大の課題克服のために力を貸してほしい」と依頼、小倉さんも「今村さんが監督になられたので、ぜひ力になりたい」と快諾し、今回の特別指導となった。
小倉さんは中京高での指導開始すぐに、打撃に最も重要な小倉イズムの根幹を伝授した。
「軸がぶれないように下半身を使ってバットを最短距離で出し、十分に引き付けてヘッドをきかせて強く、しっかり振り切る」。
小倉さんがテレビの解説や、Uー18の監督をしていて痛感したのが...









