株式会社ココロミル
過酷な環境下で働く消防職員の健康管理とオーバーワーク防止に向けた実践的研究、横浜国大の学術的視点とココロミルのウェアラブル心電計を用いた「ホーム心臓ドック(R)」で支援

株式会社ココロミル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:林大貴、以下「ココロミル」)は、横浜国立大学 岡 泰資教授および三重県津市消防本部と共同で、消防職員を対象とした健康状態の可視化・バイタルモニタリングに関する新たな共同研究を開始することをお知らせいたします。

本研究は、高負荷な環境で任務にあたる職員の『健康維持』と『オーバーワーク防止』を目的に、下記の2つの観点で取り組みを行います。

横浜国立大学・津市消防本部との共同研究は2024年度に第1回目を行い、今回で2回目の実施となります。

(左から)横浜国立大学 岡泰資教授、株式会社ココロミル取締役(CTO)岡庭貴志、三重県津市消防本部の皆様


研究概要(これから開始する内容)


第1回目の研究の様子

1. 日常業務下での健康状態モニタリング(津市消防本部の職員40名に実施予定)
当社提供のウェアラブル心電計を用いた「ホーム心臓ドック(R)」で業務中の不整脈、ストレス指標の変動などを記録。職員の健康変化の兆候を早期に可視化する体制の構築を目指します。
2. 暑熱順化トレーニング中のバイタルモニタリング
高温環境での訓練中に、当社提供のウェアラブル心電計「duranta(デュランタ)」を装着し、心電図をリアルタイムで測定。オーバーヒートや過労の兆候を見逃さず、過重労働リスクを軽減する体制づくりに挑みます。



津市消防本部の職員に向けた
事前オリエンテーションのようす

研究実施前に、「ホーム心臓ドック(R)」の手順や実施の目的などをお伝えしました。
その場では「冬場の待機からの緊急出動で胸に違和感を感じたことがある」等、リアルな現場だからこそのご意見などもいただきました。
研究に活かしてまいります。




横浜国立大学が関わる意義と期待

1. 専門家(教授)による学術的エビデンスの裏付け
岡 泰資教授(大学院環境情報研究院 人工環境と情報部門)は火災学、安全工学、建築環境分野の専門家で、日本火災学会賞などの受賞歴を持つ国内外で高い評価を受ける研究者です。現場データの分析を科学的に行うことで、信頼性の高い研究成果として社会に示します。
2. 医工連携・地域連携のモデル構築
医療テック企業・自治体・大学という三者連携により、消防に限らず多職種・多地域への横展開が期待できるため、社会に対し、“公的な健康管理の実証モデル”の提示を目指します。
3. 政策・教育面での活用
研究成果は学術論文や発表に加え、自治体向けの健康政策や教育プログラムにも反映可能です。未来の人材育成にもつながる公共性の高い取り組みです。

研究の実施と研究結果について


本研究は今夏より順次検証フェーズに入り、取得データをもとに個別最適な健康管理指針の策定を目指します。

消防以外の自治体職員や民間事業者への応用展開も視野に入れつつ、今後の分析結果や実施レポートは改めて発表予定いたします。

横浜国立大学 岡泰資教授よりコメント
消防隊員は強い責任感から自身の体調を楽観的に評価しがちであると指摘されています。
高負荷業務の一つである消防活動中の隊員自身による体調評価と実際の状態との違いによる疲労蓄積は、身体・精神的能力の低下や判断ミスにつながる可能性があります。
そこで、柔軟性と即応性が求められる各隊員の活動状態のリアルタイムモニタリングおよび情報共有による安全管理の向上に貢献したいと考えております。


三重県津市消防本部よりコメント
過酷な現場活動に従事する消防職員の暑熱対策と健康管理の強化を目的に、専門機関とのバイタルモニタリングに関する共同研究を開始しました。バイタルデータの可視化により、体調の変化をリアルタイムで把握し、オーバーワークの防止や早期対応につなげます。
本研究を通じて、科学的根拠に基づく新たな健康管理手法を現場に取り入れ、安全で持続可能な勤務環境の実現に全力で取り組んでまいります。


ココロミル担当者よりコメント


本取組みでは、大切な命や日々の安全を守る"消防隊員"の皆さまへのリスペクト・感謝の想いを込めて、検査を提供します!
職務をより安心して全うしていただけるよう、ココロミルも全力を尽くします!(ソリューション事業本部 山田)




第1回目の実験概要や結果
第1回目の実験概要や結果はこちらからご覧いただけます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000098284.html


「ホーム心臓ドック(R)」について



「ホーム心臓ドック(R)」は、胸部に手のひらサイズの心電計を装着し、心電図データを9時間以上取得します。機器が取得した心電図データは、臨床検査技師が解析してレポートを作成。医療機器を使用しているため、手軽に医療と同水準の検査を受けることができます。
長時間の心電図計測により、従来の健康診断や人間ドックにおける15秒ほどの検査では見つからない、隠れた心疾患リスクを発見できます。「ホーム心臓ドック(R)pro」では、さらに睡眠の質やストレスを可視化し、睡眠時無呼吸症候群リスクの検知も可能です。

これにより、潜在的な健康リスクの早期対処と生活の質の向上が期待できます。

ホーム心臓ドック(R):12,100円(税込)
ホーム心臓ドック(R)PRO:19,800円(税込)







株式会社ココロミル
ー「病気で後悔しない社会へ」をミッションに世界から突然死をなくすー

私たちは、自宅にいながら医療機関と同等の本格的な心電図チェックが手軽にできる「ホーム心臓ドック(R)」をはじめとする各種事業を展開しています。
長時間のデータ取得により、これまでの健診や人間ドックでは見逃されがちだった心疾患リスクも早期に“見える化”し、突然死などで「今まで救えなかった世界で1億人の命を救う」ことを実現します。

また、取得したデータを通じて、多くの方々が自分自身や家族の健康状態を可視化し、健康寿命やQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させることを目指しています。

代表取締役社長:林 大貴
所在地    :〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目2番16号 菅野ビル2F
設立     :2021年11月
事業内容   :ヘルスケア及び臨床研究事業
提供サービス :〈個人向け〉不整脈、睡眠時無呼吸症候群 (SAS)、睡眠の質、
         ストレスの兆候を心電計を使って可視化する「ホーム心臓ドック(R)」
        〈医療機関向け〉使い切りホルター心電計「eclat」
        〈医療機関向け〉動物医療心電図モニタリング、ホルタ―検査

HP      :https://kokoromil.com/



【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ココロミル
広報部: info@kokoromil.com
お問い合わせフォーム: https://kokoromil.com/contact/
d98284-79-3441ab3dee604f349f8018a8f8ed8018.pdf
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