県は3日、県内全域にツキノワグマ出没注意情報を発令した。クマが冬眠するまでの間、出没の増加や人身事故発生の危険性が高まっているとして、注意を呼びかけている。
【安全・安心マップ】不審者情報やクマ情報、地図で表示します
 注意情報は各年度初めて県内でクマによる人身事故が発生した場合に出しており、2日に中津川市坂下の路上で市内に住む男子高校生(16)が頭と背中を引っかかれるけがを負ったことを受けて発令した。
 県環境生活政策課によると、県内では本年度、345件(2日時点)の出没を把握。県は安全確保や被害防止のため、果樹の実を早めに取り除いたりごみ出しのルールを徹底したりして住民の生活圏にクマを寄せ付けない対策や、入山する場合は鈴やラジオを携行してクマに存在を知らせることを促している。(小森直人)

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