統括団体ワールド・ボクシング(WB)のボリス・ファンデルフォルスト会長は3日、昨夏のパリ五輪のボクシング女子で性別を巡る騒動の中、優勝したイマネ・ヘリフ(アルジェリア)が世界選手権(4日開幕・英国)にエントリーしていないため、出場しない見通しを明らかにした。

 WBは女子の出場に性別確認のための遺伝子検査を義務化。ヘリフはこの決定の無効を求め、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した。(ロイター=共同)