【エルサレム共同】国連障害者権利委員会は3日、パレスチナ自治区ガザで戦闘が開始した2023年10月以降、4万人以上の子どもが負傷し、うち2万1千人が障害を負ったとする報告書を発表した。イスラエルに対し、障害のある子どもらを攻撃から守るための具体的措置を講じるよう要求した。
報告書によると、障害者の8割以上が歩行補助具を持っておらず、聴覚、視覚障害者はイスラエル軍による度重なる退避要求で困難な状況に置かれている。障害者らが避難の際、砂地をはって避難するなど「安全や尊厳が損なわれている」とも指摘した。
国連はガザの中心都市、ガザ市で飢饉が起きていると認定している。