多治見署

 岐阜県警多治見署は5日、建築業を経営する多治見市の60代男性が、交流サイト(SNS)で好意を抱いた自称女性の人物から架空の投資に誘われ、約1千万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。SNS型投資・ロマンス詐欺とみて調べている。

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 署によると、男性はSNSアプリで6月下旬に知り合った「しらいし」と名乗る人物から「ネットショッピング経営を一緒にしないか。仕入れ代金を入金すれば、利益を上乗せして返す」などと持ちかけられた。7月4日から8月24日にかけ車の部品や酒類の仕入れ代金として、指定された送金先に計16回にわたり現金約566万円と暗号資産435万円を送った。

 相手は男性に接近する際、過去のSNS投稿を踏まえたやりとりをするなどして警戒感を解いていたとみられる。また、好意を抱かせるようなメッセージや、女性の顔とされる写真も送ってきたという。男性が家族からの指摘で不審に思い、署に届け出た。