突風の被害を受け折れ曲がった電柱=6日午前10時33分、静岡県牧之原市
 激しい突風で被害を受けた住宅地=5日午後3時50分、静岡県牧之原市(共同通信社ヘリから)

 静岡県中部で発生した突風について、静岡地方気象台は6日、機動調査班を牧之原市や吉田町に派遣し、状況の調査を開始した。突風をもたらした現象を明らかにする。県内では住宅などが多数損壊した。牧之原市などでは1万戸以上で停電が続き、住民はクーラーが使えていないほか、信号機が止まり渋滞が発生した。

 牧之原市では3人が足を骨折するなどの重傷を負い、割れたガラスの破片などで20人が軽いけがをした。県警によると、焼津市で1人が顔面を骨折した。県によると、建物被害は全半壊が45棟以上となった。

 6日朝、吉田町では停電の影響により信号が機能せず、警察官が交通整理をしていた。