【北京共同】中国の国家市場監督管理総局は15日、米半導体大手エヌビディアの企業買収に独禁法違反があったと発表した。昨年12月に始めた予備調査の結果を踏まえ、本格的な調査を実施する。半導体を巡り対中輸出規制を強める米国への対抗措置の可能性がある。

 発表によると、2020年にエヌビディアが完了したイスラエルの同業メラノックステクノロジーズの買収で法律違反を指摘した。独禁法違反を最終的に認定すれば、巨額の罰金を科す可能性がある。

 半導体分野では、中国商務省も米国の輸出規制に関する調査を始めており、両国の激しい駆け引きが続いている。