東京、2025年9月15日 /PRNewswire/ -- ペロブスカイト太陽電池(PSC)を手がけるスタートアップ、光翼イノベーション(Bilight Innovation)は、エンジェルラウンドの資金調達を完了したと発表した。出資者には、高性能電子部品や環境材料を手がける日本の上場企業であるソマール株式会社などが名を連ねる。同社はフレキシブルPSCの開発を推進しており、太陽光発電の効率性、汎用性、そしてアクセス性の向上を目指す。
同社のパイロットラインでは、厚さ0.1mmの超薄型で軽量、かつ高い柔軟性を持つPSCの生産に成功した。これらの製品は曲面、ウェアラブル機器、航空宇宙用途などへの応用が可能で、従来の結晶シリコン太陽電池に比べて、光電変換効率の向上、低照度条件下での優れた性能、そして製造時のエネルギー消費の低減が期待される。
CEOの蕭仲欽(シャオ・ジョンチン)博士が率いるチームは、ディスプレイ技術、フレキシブル材料、ペロブスカイト技術において300件以上の特許を保有し、国際展開における技術的優位性を確立している。光翼イノベーションは、IoTデバイスや携帯型充電器、建材一体型太陽電池(BIPV)など、産業およびコンシューマー向け市場の両方をターゲットとしている。フレキシブルパネルは電子機器への継続的な電力供給や、建物の自家発電にも活用可能だ。
同社は「エネルギーの公平性」を理念に掲げ、より多くの人々が手頃でクリーンなエネルギーを利用できる環境の実現を目指す。フレキシブルPSC技術により、地域や個人を問わず再生可能エネルギーの導入を容易にし、より公平で持続可能なエネルギー社会の構築を支援する。
光翼イノベーションは、米国、ドイツ、日本、韓国、インドなどで事業展開を進めるとともに、電子ペーパー大手や蓄電関連企業との戦略的提携を締結している。光翼イノベーションは「Better Energy, Better Life(より良いエネルギー、より良い生活)」を企業理念に掲げ、生産規模の拡大や応用領域の拡充を進め、太陽光発電をモバイルかつユビキタスな電源へと変革し、グローバルなエネルギー転換を支援する方針だ。
(日本語リリース:クライアント提供)PR Newswire Asia Ltd.
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