富山県は16日、同県南砺市内の小中学校など6校で、10歳未満から40代の児童生徒と教職員計105人が唇の腫れや発疹などのアレルギー症状を訴えたと発表した。全員11日の給食を食べており、食材に含まれていたヒスタミンを原因とする食中毒と断定した。入院した人はおらず、全員軽症だった。

 県によると、「梅みそ焼き」の食材だったブリの幼魚「フクラギ」から高濃度のヒスタミンが検出された。各学校での調理工程には不備は認められず、切り身が製造されるまでの間に、ヒスタミンが蓄積された可能性があるという。