クラシックギター界注目の若手ギタリスト・宮川春菜さんによる「岐阜新聞社・岐阜放送プレミアムコンサート クラシックギターコンサート」が、来年2月28日に岐阜市金町の市文化センターで開かれる。宮川さんに演奏曲やクラシックギターへの思いを聞いた。
お得な買い物情報をチェック!「トクデリ」スタート!クラシックギターの魅力の一つは「メロディーと伴奏を一つの楽器で演奏できること。ベートーベンは『ギターは小さなオーケストラ』と表現したほど」と話す宮川さん。ギターを始めたのは幼少期。友人がピアノやバイオリンを習い事で始めたのを見て音楽に興味を持ち、たまたま近くのギター教室に入門した。最初は指使いに苦労したが、「負けず嫌いな性格で、練習するだけうまくなれた」とめきめき腕を上げた。数々のコンクールを制し、昨年は本場スペインで開かれたアンドレス・セゴビア国際ギターコンクールで2位に入った。
一般の高校に進み、留学はせず、クラシック奏者としては異例といえる芸能事務所に所属している。「自分の力を磨くことも大事だが、クラシックギターを一般の人に知ってもらい、盛り上げるために決めた。クラシック界に限らない活動もできる」といい、ラジオやテレビに出演、演奏を披露している。近年はバッハの曲も演奏する。「ギターとバッハの組み合わせは意外と思われるかもしれないが、近年楽譜が研究されている」。昨年にデビューアルバムを発売するなど活動の幅を広げている。
岐阜では「ドビュッシー讃歌」などギター用に作曲された曲や、そうでない曲をギター用にアレンジした曲を演奏する。「岐阜に行くのは全く初めてで楽しみ。ドラマの印象で五平餅のイメージが強く、方言がかわいい気がする。ギターの魅力を伝えるとともに、交流できたら」と笑顔で語った。
コンサートは岐阜新聞社、岐阜放送主催、岐阜市公共ホール管理財団共催、安部日鋼工業特別協賛。チケットの一般販売は27日から。問い合わせはプレイガイドぎふ(岐阜新聞社)、電話058(257)1625。
(田島豪人)