羽島市内で始まったギンナンの収穫=同市竹鼻町飯柄

 大粒でもちもちした食感のギンナン「羽島ぎんなん」が岐阜県羽島市内で収穫時期を迎え、農家が作業に追われている。

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 ぎふ農業協同組合(JAぎふ)によると、市内では市銀杏(ぎんなん)出荷組合の20軒が計2ヘクタールで栽培する。今年は夏場の気温上昇と水不足が影響し、例年より半月ほど遅れて収穫が始まった。

 同市竹鼻町飯柄の後藤清組合長(77)の畑では、10メートル近い2本のイチョウに黄金色の実がぎっしりとなり、枝を揺らして地面に落ちた実を集めている。水に漬けて果肉を取り除き、乾燥させて出荷する。

 後藤組合長は「時期は遅れているが、味は例年通りおいしい」と太鼓判を押す。収穫は12月上旬まで続き、250キロの出荷を見込んでいる。

(安井真由子)