ガラス張りの開放的な空間となった「よはく美術館」。同フロアにはサラマンカホールもある=岐阜市薮田南、OKBふれあい会館
「よはく美術館」オープニングを飾る2人展に出品した青山桂己さん(右)と山田真己さん=岐阜市薮田南、OKBふれあい会館

 県内で文化・芸術活動に取り組む若手美術家らの自由な表現の場となる展示スペース「よはく美術館」が、岐阜市薮田南のOKBふれあい会館にオープンした。オープニングを飾る「已己巳己(いこみき)」展では障害のある2人のアーティストが作品を披露している。

 美術作品が秘める無限の可能性を見て知って体感できる“美術館”と銘打ち、県教育文化財団が同会館の2階アトリウムの1室を整備した。広さ約100平方メートルの空間はガラス張りで明るく、同フロアにはサラマンカホールなどもあり立ち寄りやすい立地。「よはく」には、考え方や物事を詰め込み過ぎず常にゆとりを持つ、また未知なる可能性、という意味を込めた。...