岐阜県が検討を進める、LRT(次世代型路面電車)を有力候補とする岐阜圏域の新たな交通システム。岐阜新聞デジタルではこれまで、読者からの路線案を紹介してきました。想定されるルートはどんなところでしょうか。今回はその南半分、岐阜羽島インターチェンジ(羽島市)から岐阜駅前まで、自動車でたどります。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

名神高速の岐阜羽島インターチェンジ(IC)周辺からスタート。インター周辺には工業や物流関連施設のほか、大型商業施設も立地します。

インターの南側には、水田が広がります。撮影時には稲穂が黄金色に実っていました。
西へ1キロほど進むと、県立看護大学があります。ここで北に向きを変え、東海道新幹線岐阜羽島駅を目指します。

途中で、名神高速と東海道新幹線、名鉄羽島線の高架をくぐります。今回のLRT構想では、架線レス車両が想定されています。大型の自動車が通れる高さがあれば、支障は少ないと考えられます。
◆岐阜羽島駅は交通結節点
岐阜羽島駅の北側は、名鉄新羽島駅や大垣市方面への名阪近鉄バス、周辺市町のコミュニティーバスの乗り場が集まる交通結節点です。
ホテルや駐車場も集まります。インバウンド(訪日客)の利用も多いそう。LRTには、岐阜羽島駅周辺に滞在する観光客を岐阜市内に誘導する機能も期待されています。
◆あえての「遠回り」
岐阜羽島駅から北東に延びる大通りを1キロほど進み、斜め左に左折。大通りをまっすぐ進めば県道1号で、そのまま岐阜県庁まで行けるのですが、...