人工知能(AI)関連事業を手がけ、東証グロースに上場していた「オルツ」(東京都港区)の粉飾決算事件で、証券取引等監視委員会は28日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)容疑で、元社長米倉千貴ことカン・チョンキィ容疑者(48)ら4人=同容疑で逮捕=と、法人としての同社を東京地検に告発した。
告発容疑は2022年1月〜24年6月の売上高を計約84億8千万円水増しした有価証券届け出書や、24年1〜6月の売上高を約49億6千万円水増しした有価証券報告書を提出した疑い。
同社の第三者委員会の報告書によると、宣伝費などの名目で支出した資金を、実績がないのに売上代金として回収、計上する「循環取引」をしていた。








