国際スキー・スノーボード連盟(FIS)は29日までに、競技の公平性確保のため、女子種目に出場する選手を対象とした遺伝子検査を実施すると理事会で決めた。ミラノ・コルティナ冬季五輪後の来年4月までに詳細なガイドラインを策定。同7月に新規定として発効し、2027年世界選手権から導入する。ワールドカップ(W杯)は27〜28年シーズンから適用される見込み。
世界陸連(WA)などと同様に、男性の特徴の発達に関わるY染色体上の「SRY遺伝子」の有無を調べる検査を実施する。FISのヨハン・エリアシュ会長は「女子スポーツを守る取り組みの礎。公正かつ透明な方法はこれしかない」と話している。








