JR西日本は30日、踏切内に自動車が取り残されて列車と衝突する事故を防ぐため、自動料金収受システム(ETC)を活用し、踏切を通る車の運転手に音声で注意喚起する実証実験を始めると発表した。JR西によると、ETCを活用した踏切安全対策は初めて。
実験は12月上旬〜来年3月末、広島市佐伯区の山陽線五日市駅近くの踏切で行う。広島電鉄宮島線と並行するため踏切が長く、遮断機の内側で誤って止まる車が多い。列車の緊急停止などが年約60回発生している。
渋滞回避や安全運転の情報提供機能を持つ「ETC2・0」の搭載車が対象で「踏切内は停車禁止です。ご注意ください」の音声や、カーナビ画面で注意を促す。








