前線上の低気圧が11月1日にかけて急速に発達しながら日本列島の太平洋側付近を進み、広い範囲で大気の状態が非常に不安定になる見通しだ。同日は北海道や東北を中心に強風や大雨による荒天となりそうで、気象庁は10月30日、土砂災害や河川の増水などに警戒するよう呼びかけた。

 気象庁によると、31日に東シナ海から日本の南の前線上に低気圧が発生し、11月1日にかけて東日本太平洋側から千島近海へ進む。低気圧の通過に伴って、南西諸島と西日本では31日、東日本では同日から1日にかけて、大気の状態が非常に不安定になる。1日は北日本を中心に大荒れや大しけとなる予報だ。

 1日午後6時までの24時間予想降水量は北海道、東北、関東甲信で100ミリ。1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は北海道と東北で25メートル(35メートル)。波の高さは北海道、東北で6メートル。