人の生活圏に出没したクマへの発砲が自治体の判断で可能となる「緊急銃猟」制度の体制整備が、県内の市町村で進んでいない。岐阜新聞社が県内42市町村に実施したアンケートでは、体制が「整っている」と回答したのは中津川、美濃、恵那の3市のみで、全体の7・1%にとどまる。9月の制度開始から2カ月がたち、各地で緊急銃猟による駆除の事例が出ているが、アンケートからはハンターの確保や現場の安全確保といった課題が浮かび上がる。専門家は「市町村だけでは体制整備に限界がある」と指摘する。
アンケートは10月15~17日に実施。「体制が...










