現役引退の記者会見でパネルを手に写真に納まるトライアスロン女子の高橋侑子=11日、東京都新宿区
 トライアスロン女子の高橋侑子

 トライアスロン女子で2021年東京、24年パリ五輪に出場した34歳の高橋侑子(相互物産)が11日、東京都内で引退記者会見を開き「まだ実感はないが、幸せな競技生活だったと自信を持って言える」と感慨深げに話した。7位だった9日の宮崎市でのW杯が現役最後のレースだった。今後は強化や普及活動に携わる意向。

 市民ランナーとして、来年3月の名古屋ウィメンズマラソンにエントリーしたことも明らかにした。高橋は16年のリオデジャネイロ五輪出場を逃した後、ポルトガルなど海外を拠点に活動してきた。18、23年とアジア大会を連覇するなど、第一人者として活躍し「すごくタフになった」と経験を語った。