日本高野連とNPBによる普及活動「キッズファーストアクション」でバッティングの遊びを体験する子ども=16日、東京ドーム

 野球の楽しさを未就学児に知ってもらおうと、日本高野連と日本野球機構(NPB)による普及活動が動き出した。16日、東京ドームでボール遊びなどを通じて野球に親しんでもらうイベント「キッズファーストアクション」を開催。元プロ野球選手や東京都高野連加盟校の部員らが講師役を務め、2時間ほど交流した。

 グラウンドに集まったのは約350人の子どもたち。やわらかいバットや球を使い、野球型のゲームを楽しんだ。日大三高の田中諒主将は「今までに感じたことのない疲れと楽しさを感じた」と充実感をにじませた。

 かつては溝があったプロとアマが少子化などによる「野球離れ」の危機感を共有し、7月に活動について合意した。