2025年11月20日(木)
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(本社:東京都港区、代表取締役CEO&CCO:笹原 優子、以下、NDV)は、同社が運用するファンドを通じて、ブランドなりすましやフィッシングを防ぐAI防御プラットフォームを提供するDoppel, Inc.(本社:アメリカ合衆国、カリフォルニア州コビナ、CEO:Kevin Tian、以下、Doppel社)へ出資することを決定いたしました。
AI生成コンテンツの拡大に伴い、ソーシャルエンジニアリング攻撃の手法は高度化・多様化しており、特に企業のブランドを装った偽サイトや、従業員や顧客を狙った巧妙な詐欺行為が増加しています。
Doppel社が提供するAI防御プラットフォームは、心理的な隙や行動のミスを悪用して情報を抜き取る「ソーシャルエンジニアリング」から企業や個人を保護します。SNS、ウェブサイト、アプリ、広告など多様なチャネルを横断的に監視し、フィッシングやなりすまし、偽ブランドサイト、インフラへのサイバー攻撃などのリスクを早期に検知・遮断できることが特徴です。さらに、攻撃者が仕掛ける手口を「人」ではなく「AI」が先回りして発見・追跡し、攻撃構造をリアルタイムで可視化するとともに、社内システムやセキュリティ・オペレーション・センター(SOC)と連携して攻撃の封じ込めまでを一気通貫で実行可能となります。
これにより、企業はブランド価値の毀損や顧客被害を未然に防ぎ、信頼性の高いデジタル環境を維持できます。米国の有力企業が集まる「フォーチュン500」のうち、既に5%以上の企業がDoppel社のAI防御プラットフォームを導入しています。
AI技術の進化とともに、サイバー攻撃の焦点が「システム」から「人」へと移り変わる中で、Doppel社はソーシャルエンジニアリング対策という新たな分野において、AIを活用した防御の自動化を実現するプラットフォーム企業として、今後さらなる成長が期待されます。
NTTドコモグループ は、通信やデジタルサービスを通じて安心・安全な社会インフラの実現をめざしています。本出資を契機に、Doppel社との協業を深め、企業・社会全体のデジタルトラストの強化と、新たな価値創出に向けた取り組みを推進してまいります。
◼︎Doppel, Incについて
会社名 Doppel, Inc.
所在地 アメリカ合衆国カリフォルニア州コビナ
代表者 Kevin Tian
事業内容 ソーシャルエンジニアリング防御/デジタルリスク保護プラットフォームの開発・提供
URL https://www.doppel.com/










