自民党の鈴木俊一幹事長は22日、新潟市の党会合で、発足から1カ月となった高市政権を巡り、報道各社の世論調査で高い水準の内閣支持率を維持しているとして「順調なスタートだ」と述べた。女性初の首相となった高市早苗首相には「新たな政策や政治に取り組んでくれるのではないかとの期待感がある」との見方を示し、長期政権を築いた小泉純一郎元首相との共通点だと指摘した。

 経済対策の裏付けとなる2025年度補正予算案に関し「高市カラーをちりばめ、期待に応える」と強調した。衆参両院で少数与党の中「薄氷を踏む思いで政権を運営している。他党にも協力をお願いし、政治の安定を第一に考えながら進めたい」と語った。