【北京共同】北京市の在中国日本大使館は22日「ジャパン・ブックフェア」を開き、読書会のほか和食文化交流イベントも実施した。台湾有事に関する高市早苗首相の国会答弁を巡り日中関係の緊張が続く中、日本文化を中国にアピールした。
イベントでは日本の小説や絵本、おもちゃなどを展示。子ども向けにアンパンマンの絵本をスクリーンに映し、中国語での読書会を開催した。中国で人気となっているガンダムのプラモデルの組み立て体験も行われた。子どもと参加した中国人の母親は「ガンダムの組み立て体験などなかなかない機会でとても良かった」と語った。
金杉憲治駐中国大使は「イベントを通じて日本への理解をぜひ深めていただき、楽しいひとときを過ごしてください」と呼びかけた。
和食の試食イベントでは北京日本調理師会の深谷浩康会長らが講演。和食は栄養バランスが良く健康的だと利点を紹介した。すしの握り方も解説し、来場者には手まりずしが振る舞われた。
中国では上映予定だった映画「クレヨンしんちゃん」シリーズ最新作などの公開が当面見合わせとなった。





