名古屋大のチームは、モバイルバッテリーや携帯電話などに使われるリチウムイオン電池が発火した際、水や電気を使わずに自動で消火する持ち運び可能な消火装置を23日までに開発した。メーカーと連携し、電池を安全に保管、運搬する箱型装置として年度内の販売を目指す。民間や自治体の電池回収ボックスやごみ箱、輸送機器に使われることを想定している。
リチウムイオン電池はモバイル機器などに使われるが、衝撃によるショートでの発熱、炎天下や車内、充電時に生じる熱によって発火の恐れがある。自治体によって回収方法が定められているが、通常のごみと一緒に捨てられ、ごみの収集車や集積場で、発火事故となるケースが目立つ。








