通販大手アスクルは1日、法人向けサービスの11月度(10月21日からの1カ月間)の売上高が前年の同じ期間と比べて約95%減になったと明らかにした。サイバー攻撃の影響で事業がほぼ停止に追い込まれたため。今月15日に予定していた決算発表は延期する。

 法人向けの「アスクル」事業の売上高は94・6%減の17億円だった。個人向けの「ロハコ」事業の売上高はわずか300万円だった。

 アスクルは10月19日、コンピューターウイルス「ランサムウエア」の攻撃を受けて受注を停止。法人向けは順次サービスを再開しているが、個人向けの受注は12月1日時点で止まったままだ。