少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜県内の高校はどう対応していこうとしているのでしょうか。岐阜新聞デジタルは各校の校長らトップにインタビュー。今回は、瑞浪高校(瑞浪市)の村橋昌則校長(57)です。1学年140人という規模の小ささをメリットとし、生徒個々の志望に即したきめ細かい指導を展開しています。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

瑞浪高校=瑞浪市土岐町
 瑞浪高校 所在地は瑞浪市土岐町。県立の全日制で、普通科と生活デザイン科を設置する。2026年度の定員は普通科80人、生活デザイン科60人。愛称は「ずいこう」。

 ー特色は。

 2025年度で創立103年となる伝統校で、普通科と生活デザイン科の2科を併設している。

 普通科は主に進学を目指し、地域と協働した探究活動にも力を入れている。生活デザイン科は2年生で福祉デザイン、ファッション、調理の3コースに分かれ、専門分野の知識や技術を習得する。資格取得にもチャレンジする。

 女子生徒が多く、7割ほどを占める。人懐っこく、素朴な生徒が多い印象だ。先生と生徒の関係性が良い意味で近く、気軽に相談できる雰囲気がある。

 
 むらはし・まさのり 可茂特別支援学校、土岐商業高校の教頭を経て、2025年度から現職。土岐市出身。専門は商業。長くバスケットボール部顧問を務めた。

 ー各科の指導体制は。

 普通科は多くの科目で習熟度別の少人数分割授業を行っている。勉強が得意な生徒ばかりが集まる学校ではないが、きめ細かな指導で各自のレベルアップを図っている。...