サッカーW杯北中米3カ国大会の組み合わせ抽選会に臨む森保一監督(中央)=5日、米ワシントン(共同)

 ベスト16が最高成績の日本は今大会、優勝という高い目標を掲げる。抽選結果を受け、森保監督は「より高いレベルの選手たちを使いながら、タフな戦いを勝ち切っていくことが今の日本はできると思う。選手層の厚さをわれわれの強みにして準備していきたい」と決意を新たにした。

 「新しい景色」を合言葉に挑んだ2022年カタール大会は決勝トーナメント1回戦でクロアチアにPK負け。ただ、選手らには「もっと上に行けた」との手応えがあった。チームは目標を「最高の景色」に上方修正。世界一の高い頂へ向けて歩き出した。

 前回大会を経験した選手が多く、アジアでは頭一つ抜けた存在。最終予選は3試合を残して日本史上最速で突破した。10月には親善試合とはいえ、「王国」ブラジルを3―2で破って初白星を挙げて自信を深めた。

 「史上最強」の呼び声が高い森保ジャパン。02年日韓大会、10年南アフリカ大会、18年ロシア大会、そして前回大会と4度到達した16強を上回り、新しい歴史を紡ぐことを目指す。(共同)