自民党の寺田稔元総務相(比例中国)が2024年の衆院選で、地元広島県の呉市医師連盟からの寄付金100万円を選挙運動費用収支報告書に記載していなかったことが10日、分かった。寺田氏の事務所は訂正した報告書を9日、県選挙管理委員会に提出し受理された。

 呉市医師連盟の政治資金収支報告書によると、同連盟は衆院選期間中の24年10月16日、政治活動費として寺田氏に100万円を寄付。一方、寺田氏の選挙運動費用収支報告書に記載はなかった。

 寺田氏の事務所は取材に「領収書を切っていたが、照らし合わせが不十分で記載していなかった」と説明した。

 広島4区から立候補した寺田氏は、比例代表で復活当選した。