神戸市西区の草むらで2023年、スーツケースに入った穂坂修ちゃん=当時(6)=の遺体が見つかった事件で、傷害致死と死体遺棄の罪に問われた母沙喜被告(37)、双子の叔母朝華、朝美両被告(33)の裁判員裁判が10日、神戸地裁で開かれ、検察側は沙喜被告に懲役8年、叔母2人に懲役7年を求刑した。判決は来年1月14日。

 起訴状などによると、23年6月19日、同罪で起訴された叔父大地被告(34)の指示に基づき、自宅で修ちゃんを死なせ、遺体を遺棄したとしている。

 これまでに弁護側は、今後分離して審理される大地被告が3被告らに暴力を振るい支配を強めたことで起きた事件だと主張した。