「ザ・ドリフターズ」で活躍した故仲本工事さんの妻で歌手の三代純歌さん(57)が、「週刊女性」の事実に反する記事で名誉を毀損されたとして、発行元の主婦と生活社に約1650万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、請求を棄却した。
判決によると、仲本さんは2022年10月18日に交通事故に遭い、翌日死亡。同年11月発売の週刊女性は、三代さんが事故後に露出の多い服装で病室に現れ、お見舞いに訪れたザ・ドリフターズのメンバー加藤茶さん(82)が「おまえのせいだ」と叱ったという記事を掲載した。
余多分宏聡裁判長は、加藤さんの叱責に関する記述は、三代さんの言動が仲本さんの急死の原因となったという印象を与えるものではないと指摘。服装についても、事故直後でこだわる状況にないことは通常あり得、非常識な人物と印象づける内容とは認めがたいとして、社会的評価は低下しないと判断した。
三代さんは同様に「鬼妻」などと表現した記事を雑誌に掲載した新潮社と光文社にも、損害賠償請求訴訟を起こしている。








