ファインドの新機能発表の記者会見で写真に納まるJR東日本の喜勢陽一社長(左から2人目)ら=12日、東京都内
 ファインドが提供を始める複数の場所を横断して落とし物を検索できる機能のデモ画面

 人工知能(AI)を使って落とし物を捜すサービスを手がけるITベンチャーのファインド(東京)が12日、複数の場所を横断して検索できる機能の提供を始めた。落とし場所が分からない人が、複数の窓口に問い合わせる手間を減らす。京浜急行電鉄やタクシー大手の日本交通(東京)など6社・団体から始め、来年には全国の100社に拡大する計画。

 落とし主は想定される場所を複数選択し、見つかれば返却場所を案内される。ファインドはこれまで、企業ごとに落とし物を管理するサービスを商業施設、空港など35社に提供しており、一元的に検索できるネットワークを構築した。

 JR東日本では来年4月に導入予定。