山形県南陽市で昨年5月に発生した山林火災で、南陽署は19日、鉄パイプを切断して火の粉を周囲に飛び散らせたとして、森林法違反(森林失火)と建造物等失火の疑いで、同市の解体業の男性(74)を書類送検した。署によると、容疑を認めている。
書類送検容疑は、昨年5月4日、元果樹園で農業用ハウスを解体する際に、周囲の防火対策を取らずに電動丸のこで鉄パイプを切断。火花や高温の切削くずを下草などに着火させ、森林122ヘクタールと山荘など建物7棟を焼損させた疑い。
署などによると、男性は足で踏み消そうとしたが失敗した。火災は同月12日に鎮火。市は一時、計148世帯410人に避難指示を出した。




